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B2爆撃機

かのイラク戦争でも使用されたB2爆撃機。

b2.jpg

随分とユニークな形状の飛行機である。
これには、垂直尾翼がない。

ステルス機である B2 は、レーダーに映りにくいように、レーダー波を来た方向に反射するような垂直な部位をなるべく無くしてある。

ところで、垂直尾翼というのは、飛行機が安定して飛ぶために欠くべかれざるもの、と聞いたことがある。
垂直尾翼が破損すると、通常の飛行機はダッチロールのような不安定な状態になる。
垂直尾翼があることで、飛行機はまっすぐ飛んでいられるのである。

では何故垂直尾翼のない B2 は安定して飛んでいられるのであろうか。

実は B2 は、CCV (Control Configured Vehicle) の一種で、垂直尾翼がない不安定な状態をコンピュータで制御することで飛んでいる。機体が傾くとコンピュータ制御により機体の傾きが補正されるのである。

つまり、安定して飛んでいるのではなく、こまめにフィードバックと補正を繰り返しているので、安定しているようにみえる、のである。

これってアジャイルだよね。

※ 『【XP】これってアジャイルだよね』というページを作ってみました。

コメント (1)

おぉー。面白いですね!

#ちなみにどこで読んだのかは忘れましたが、上司にみつからないようにこっそりXPすることをステルスXPと言うとか言わないとか。でも既にそれってXPではないと思うのですけどね。

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2004年11月08日 13:07に投稿されたエントリーのページです。

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