.NET Core 3.0 正式版リリース
昨日 (2019/09/23)、.NET Core 3.0 正式版がリリースされた。
現在これに関連して、.NET Conf 2019 というオンライン カンファレンスが開催されている。
一部は、YouTube で見ることができる。
.NET Core 3.0
Microsoft 製の新たな .NET である .NET Core だが、.NET Core 3.0 では、Windows デスクトップ アプリケーション (Windows Forms と WPF) がサポートされた。
.NET Core 3.0 のためのソフトウェアの開発には、現在 Visual Studio 2019 の最新版である Ver.16.3.0 が必要だ。
Visual Studio Installer からアップデートできる。
但し、現在 .NET Core の Windows Forms のデザイナーには未対応であるようだ。
(なお .NET Core は、最初の .NET である .NET Framework に比べて様々な最適化がなされているため、より高パフォーマンスとなっている)
.NET Core の Roadmap
- 2019/11 .NET Core 3.1 (LTS : Long Term Support 版)
- 2020/11 .NET 5
.NET 5 は、.NET Core 3 の次期バージョンだ。
現在 3つある Microsoft の .NET (.NET Framework, .NET Core, Xamarin) が 1 つに統合される予定。
これ以降、.NET Framework は保守のみとなり、新機能は追加されなくなる。
.NET Core 上の C++/CLI
C++/CLI は .NET Core 3.1 でサポートされる予定だ。
Blazor
新たな ASP.NET (.NET での Web アプリケーション プラットフォーム) のフレームワークである Blazor だが、サーバーサイドの Blazor は、既に .NET Core 3.0 でサポートされている。
サーバーサイドの Blazor は、C# と Razor 構文でコーディングでき、クライアント サイドとの同期はフレームワークによって行われる (内部的には JavaScript を用いて SignalR で通信) という技術だ。
クライアント サイド Blazor (Blazor WebAssembly) は、WebAssembly で .NET が動作し、C# のアプリケーションがクライアント サイドの Web ブラウザ上で動作するというユニークなものだが、こちらは、現在まだ Preview 版。
2020年5月のリリースが予定されている。
C#
C#8.0 がリリースされた。
null 許容参照型や非同期ストリームなどがサポートされる。
非同期ストリームでは、非同期型の IEnumerable