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哀しみのソレアード

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十年以上も探していた曲がある。

思い出の曲。
心が深い体験をしたときに流れていた曲で、聴くと今でもしんみりした気持ちになる。

静かでせつないインストゥルメンタルの曲だ。
一年に一度くらい、街角で流れていて、ふと足を止めたりする。
「なんていう曲なんだろう」

ずっと気になっていた。
でもメロディしかわからなかったので、なかなか曲名が判らなかった。
インターネットの検索サイトもメロディから曲名を探す役には立たなかった。


そして先日、東京の喫茶店で話をしていたときに、この曲が流れた。

急に頭の中に奇妙な歌詞が浮かんだのは、そのときだった。

「楽しかーったひとときがー、今はもうすぎてゆく~」

?!

なんだこの歌詞は?

それから、次々とキーワードが浮かんできた。

「井上 順?」
「カックラキン大放送?」

頭の中で何かが繋がったような気がした。

帰ってきて早速 Google で検索した。

直ぐ見つかった。
「哀しみのソレアード」という曲だった。
英語では、"Soleado―When A Child Is Born―" というらしい。

もう随分と前だが、「カックラキン大放送」という番組 (堺正章やラビット関根、研ナオコ、野口五郎等が出演していた) のエンディングで井上 順が歌っていた旋律が、まさに探していた曲だったのだ。

余りにも違うシチュエーションで聞いたために、頭の中で結び付くのに十年以上掛かってしまったようだ。

ともかく、長年の疑問がようやく解けた。
今は晴れやかな気分だ。


同様な体験は、以前にもある。

  • 小学校の図書室で読んだミステリーのラストがものすごく印象に残っているが、タイトルを覚えていない。
  • 子供の頃テレビで見た西部劇がとても面白くかったのを覚えているが、タイトルを覚えていない。

そして、どれも数十年の気掛かりの後に、ふとした機会に判明した。
そのミステリーの本も西部劇のビデオも何とか探し出して、今は手元にある。

今残っているのはこれ。

  • 子供の頃に食べた或る食べ物の味の記憶だけがあるが、何という食べ物なのか、今どうやったら手に入るのか、分からない。

これは多分もう分からないんだろうな。

コメント (2)

相見健二朗:

もう三十年以上も昔のこと、私は当時、さる金融機関の中東担当で、よくアラブ首長国連邦のアブダビに出張していました。
 その頃、ロビーのバックグラウンド・ミュージックでこの曲がしょっちゅう流れていました。それは歌詞のないハミング曲で、哀愁を帯びたこの曲に独り旅の所在なさを紛らわせていました。
 私もこの曲の曲名を知らず、レコード店で口ずさんで店員に尋ね回っていたものです。
何とかCDを手に入れたいものと今も探しています。
どなたかCDのレーベルを教えてくれませんか。

相見 さん、こんにちは。

相見 さん にとっても思い出の曲なんですね。
この『哀しみのソレアード』という曲自体は、結構多くの CD に収録されているようです。

例えば、Amazon.co.jp の「曲名サーチ」で探すと、22 件ばかり見つかります。

こうした多くの CD のうちに、相見 さん のお望みのものが見つかると良いですね。

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2005年04月08日 10:10に投稿されたエントリーのページです。

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